みなさんこんにちは!ふりかけです♪
昨日暇だな〜ということでね。
今年の3月に偶然本屋で見かけて購入し、半年経って読み返しました。

著者の山極寿一氏はゴリラ研究の第一人者。
妊娠中つわりがひどい時、YouTubeでずっと山極氏の動画を聞き流していました。不思議なことにものすごく気がまぎれて吐き気を抑えることができました。
しかも拝聴していると、ゴリラって面白い。
特に、ゴリラの赤ちゃんと人間の赤ちゃんがどう違うのか説明されている動画を妊娠中に見れたのはとてもラッキーでした😊ゴリラには離乳期が無いらしく、オスはイクメンらしいです。
子育てをしていく上での心構えや考え方は、山極氏の動画に影響を受けています。
🦍💨🦍💨🦍💨
山極氏については昔違う形で知っていたのですが、まさかの同一人物だと分かり、YouTubeを見ながら一人驚いた経緯から見つけたこの新刊。
どれほど嬉しかったことか💕
あの時お腹にいた子も世に生まれて目の前に存在しているよ〜と感謝の気持ちがてんこ盛り🌳(←これは森)
声に出してかみしめたくて、最初から最後まで音読して5ヶ月のベビに読み聞かせしていました。(キャッキャものすごく喜んだ👶笑)
そして半年経って読んだら…
あれ!こんな内容だったのΣ(⊙ω⊙)!
ものすごく腑に落ちる文章が次から次へと出てきます。
最近資本主義や量子力学に関する本を乱読していますが、指摘や主張が重なる部分が多々ありました。
半年前は字を読んでいただけだったのが、今は理解できる文章が増えていました。
異なる領域の本を読んでいるにもかかわらず、この本1冊をきっかけに点と点が線でつながる体験をして、とても感動しました。
この感動は宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』に近い🦆(←これはカモ)
(今私の頭の中に地球儀が流れはじめた…🌍)
ゴリラの生態を通して、普遍的なテーマをより身近なスケールに具体化された気がして、つながった感覚を得たのだと思います。

『老いの思考法』というタイトルにもある通り、この本は「人生の老年期をどう捉え直したらいいのか、老いをめぐる新しい思考法を提示し」ています。
人生の衰えや終わりを恐れる必要はなく、最も本質的な価値は競争や生産性ではなく、繋がりと共感にあり、老いることはその価値を取り戻す最高の機会であることが述べられています。
個人的にはシルバーバックのタイタスについて書かれている箇所がとても好きです。
山極氏との再会を通してタイタスは昔を思い出したというより過去の自分に戻ったのかも、の所はまさに老いの楽しみの一つのようです。
(私も生きてるうちにそんな境地に至れるのだろうか…ウホゥ)
そしてタイトルで「老い」とは言いつつ、中身は結構子育ての話が多く、それが面白く、実は子育て本なのかなとも思ったり。
本の最後にあった時間は未来から流れているという話は、子どもから老いを教えてくれているというメッセージなのでは?と勝手に深読み。多分ちがう。
山極氏の今までをギュッと凝縮して出た一滴一滴が文字になり、文章になっている尊い本です。
山極氏のゴリラに向ける優しいまなざしも感じることができます。
2025年まだ終わっていませんが、今年読んだ本で一番良い本です。手元に置いて、節目節目で読み返します。
気になった方はぜひぜひ読んでみてください✨📕
じゃあまたね〜👋
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コメント
アマゾンで買って読みました。素敵な本ですね。「ゴリラのオスは、子育てをするとものすごく優しくなり、体つきが変わります」・・・オスが「子どもを預ける相手としてふさわしいかどうか」でメスに選ばれ、子どもたちに保護者として慕われて父親になる。・・・すばらしい。もしかして、人間よりも尊くありませんか?・・・hurikakeさんの、ウホゥ🦍、の謎が、少し解けました(*^-^*)🥰 インスタにこんなのがありました https://www.instagram.com/reel/DOSzNtfEtqf/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==